猫の島マルタ島。旅行先として日本ではあまり馴染みがなく、「名前を聞いたことはあるけれど、どこにある島なのか、どんな国なのかよく知らない」という方もいらっしゃいます。マルタは観光業に力を入れている国であり、魅力的な観光名所が数多くあります。マルタ島の魅力をご紹介します。
マルタ島はヨーロッパの地中海の中央あたりにある小さな島です。日本からの直行便はなく、イタリアやイギリス、ドイツ、フランスといったヨーロッパの国を経由していくことになります。温暖な気候と豊かな自然に恵まれており、歴史を感じさせる美しい街並み、地中海でとれる新鮮な食材を使ったグルメなどが堪能できる観光地です。
世界遺産にも登録されている巨石神殿群のなかの一つ、ジュガンディーヤ神殿は、紀元前3600年以上前に作られた神殿と考えられています。どうやって巨大な岩を運んで神殿を作り上げたのか、その技術はいまだ謎に包まれたままです。街全体が要塞である首都ヴァレッタや中世の雰囲気が色濃く残る“静寂の町”古都イムディーナ、自然の神秘を体感できる青の洞窟、荘厳な聖ヨハネ大聖堂、その他にも多くの観光スポットがあります。
マルタ島はローマ帝国やゴート族、アラブ人、ノルマン人、神聖ローマ帝国、スペイン、フランス、イギリスなど、時代の強者に次々と支配されてきた過去を持ちます。多くの支配者に左右された激動の歴史を生きてきたため、歴史的建造物が数多く存在するのです。歴史を感じられる街並みと青い海はどこを切り取っても絵になるため、ふらりと街を散歩するだけでも楽しめます。
イタリアンレストランが立ち並ぶ他、伝統的なマルタ料理店や中華、トルコといった各国のレストランがあります。特に地中海の恵みを堪能できるシーフードグルメが魅力です。シーフードはその日水揚げした魚介類を使用するため、ウニやタコ、カニ、エビ、イカの他、様々な旬の食材を味わうことができます。
また、マルタではウサギ料理が有名です。日本では馴染みのない食材ですが、マルタではポピュラーなお肉。肉料理のメニューでは牛肉や豚肉、鶏肉と同じようにウサギ肉が並びます。
地元で愛されているのが「パスティッツィ」という小さなパイ包みです。手のひらサイズのパイ包みは食べ歩きにぴったり。パイの中身はあっさりとしたリコッタチーズや豆のペーストが包まれています。お店によって味が異なり、価格も安いためいろんなお店の味に挑戦してみるのもおすすめです。
海外旅行の際に心配になるのが治安です。特に女性だけの旅行や一人旅に不安を感じる方も少なくありません。マルタはヨーロッパの中でも治安が良いことで有名です。しかし観光客でにぎわう土地ですので、それを狙ったスリや置き引きといった軽犯罪は後を絶ちません。
荷物から目を離さない、財布やスマホといった貴重品の管理をしっかり行うなど、最低限のことに注意していればそれほど警戒しなくても過ごすことができます。観光ガイドブックに従い観光地を回れば、危険に遭遇する確率は限りなく低いといえるでしょう。そのため、女性だけの旅行や一人旅にも人気のスポットなのです。
「世界一の猫の島」といわれるマルタ島ですが、たくさんの猫がいるとはいえ、闇雲に歩いていただけでは出会うことはできません。マルタの代表的な猫スポットやマルタ島で猫に出会う方法についてご紹介します。
猫に会えるタイミングは、早朝です。釣りをしている人の周りに、釣果のおこぼれを貰おうと猫が集まっています。
猫に会えるタイミングは、午前中からお昼ごろです。アッパーバラッカガーデンのカフェ近くには、猫が多いです。さらに、猫にボランティアで餌をあげている人がおり、その人がいる時にはたくさんの猫がやってきます。タイミングよく訪ねてみましょう。
マルタ島の中でも、インディペンデンスガーデンは多くの猫に会うことができます。海岸沿いにある公園となっており、猫のオブジェが目印です。
マルタで暮らしている猫は、外で生活しているにもかかわらず毛並みのいい猫が多いです。また、病気をしている猫も少なく感じることができます。これは、マルタの住民や様々な動物愛護団体の努力の賜物です。
病気になった猫は愛護施設で保護されて、元気になるまで面倒を見たり、個人でも猫に餌をあげたりするなど、猫たちを気にかけている人がたくさんいます。マルタ島を訪れた際は、そういった地元住民のがんばりにも目を向けてみてください。
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