当たり前のように私たちの身近にいる猫ですが、いつ頃から人間と暮らすようになったのでしょうか。現在飼われている猫は、野生の山猫がペット化したものです。

地中海にあるキプロス島のシロウロカンボス遺跡では、人の骨と一緒に猫の骨が発掘されており、それが世界最古の飼い猫と言われています。

日本にやってきた時代については諸説ありますが、6世紀半ばごろ仏教の伝来とともに中国から伝わったという説が有力です。当時の長い航海では、食料となる穀物や大切な仏教の経典がネズミに害されてしまうことも多く、これらの害から守るために一緒に連れて来られたのが猫なのです。

飛鳥時代～奈良時代にはすでに日本にいたと言われていて、平安時代の宇多天皇の日記「寛平御記」には、黒い唐猫が記述されています。これが、現存している日本最古の猫の記録で、当時の貴族の間で飼育されていたことがわかっています。

ちなみに、枕草子や源氏物語などにも猫は登場しています。猫が日本に来てからは、穀物倉庫を荒らすネズミや野ウサギの対策として活躍していました。

ネズミは伝染病の媒介にもなるため、そういった面でも猫は人間を守ってくれていたのです。現在では、家の中で飼われる猫も増えていて、人々に愛される存在となりました。猫をモチーフにしたオシャレな雑貨は、【HIDAMARI】の通販でお買い求めいただけます。

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