猫は、昔から私たちの暮らしに馴染みのある動物です。そのため、数多くのことわざや慣用句にも登場しています。今回は、猫にまつわる5つのことわざとその意味をご紹介いたします。
猫に鰹節
鰹節は猫の大好物です。猫の近くに置いておくとすぐに食べられてしまうということから、油断できない状況を指しています。似たようなことわざに「猫に魚の番」や「狐に小豆飯」などがあります。
猫に小判
価値のわからない猫にどんなに良いものをあげても意味がないということわざです。「猫に石仏」や「猫に胡桃をあずける」も同じような意味を持っています。
猫にまたたび
猫に大好物のまたたびをあげる「猫にまたたび」ということわざは、非常に好きなものの例えです。また、相手の機嫌をとりたければ好きなものを与えると効果があるという意味を持っています。
猫の首に鈴をつける
イソップ童話にちなんだことわざです。ネズミ達が猫から身を守るために猫の首に鈴をつけようと計画しますが、いざ実行するとなると危険なため引き受ける者がいなかった、というお話です。ここから、「計画としては良いが、引き受ける人がいないほど困難を極める」という意味で使われています。
猫の手も借りたい
役に立ちそうにもない猫にでも手伝ってほしいくらい忙しい、という意味です。「誰でも良い」という意味があるため、人に対して使うと失礼になります。
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